2009/09/06 -4

【聖書】イザヤ書53:5

 21世紀を迎えたころドネラ・メドウス女史の「もし世界を1000人の村にしたら」というレポートが紹介されました。世界銀行やユネスコ、世界子ども白書などの統計資料をもとにした分析です。世界を1000人の村にして見ると身近に世界の現状を一目できると評判でした。このレポートは「世界が100人の村としたら」と言う内容でメールにより広がり本として出版されました。多くの方が手にされ読まれたと思います。童話作家の吉田 浩さんは「日本村100人の仲間たち」としてまとめ学校でも話題がはずんだと聞いています。
 6月19日の国連食料農業機関(FAO)の発表によりますと「栄養不足の状態にある飢餓人口は2009年中に10億2千万になる」という予測を発表しました。「世界のおよそ6人に1人が飢えに苦しんでいるという数字」だとすると恐ろしい現実を見せられる思いです。メドウス女史は「村の中の200人が75%の富を所有し、残り25%の富を800人が分け合い、その内200人は1日1ドルで貧しく生活している」これが地球を1000人の村に例えた時見えてくる現実の一つだと記していますが愕然とします。
 1970年代流行った「かもめのジョナサン」という物語がありました。他人より高く、遠くに飛ぶことを求めて飛び続けるかもめの物語ですが「他人よりも」ということが生きる上での考え方となって「他人をおしのけ、より強く、よりたくましく、高いところを目指す」生き方への問いとも警告とも聞こえる物語です。「この地に慈しみと正義と恵みの業」を行わない傲慢の罪の現実でしょうか。罪は裁かれて然るべきです。
 旧約聖書のエレミヤ書は聖書日課として今毎日読み進んでいるところです。エレミヤは神さまの厳しい裁きについて大胆に語ります。しかし同時に「背信の子らよ、立ち帰れ。わたしは背いたお前たちをいやす」(3:22)という神さまの恵み深いメッセージを伝えています。今聞くべき神さまの大事なメッセージではないでしょうか。