2011/11/11 -4
【聖書】エレミヤ書6:16
世間を驚愕させた坂本 堤弁護士一家殺害事件。そして1994年の松本サリン事件に次いで1995年地下鉄サリン事件と、多くの犠牲者を出したオウム真理教事件の公判は1996年に始まり、この11月21日最高裁判所への上告棄却となって刑事裁判は終わりました。「人を救うはずの宗教であり信徒集団が、なぜそんなことをするのか」という疑問の解明、総括はないまま終わったようです。「オウム真理教」と名乗る宗教団体は無くなりましたが「アレフ」や「ひかりの輪」に名称を変え全国的に活動は継続しています。
「宗教は人の心に平安をもたらし、平和な社会を築く肯定的な作用があるが、半面、自らの正しさを強調するあまり独善的・排他的になったりもする。負の面が極端な形で出たのが一連の事件」と中川智正被告は弁護人を通して朝日新聞貴社に手紙を寄せたそうです。組織が持ち合わせる傾向の一つです。
特異な集団が起こした特異な事件と報じられ、受け取られていますが、その集団が私たちの生きる地域社会の中に生まれ育っていたということは、実は私たちにとってはとても深刻なことだったと思うし、問い続けて行かねばならない課題ではないでしょうか。
