2010/10/06 -1

【聖書】テモテへの手紙一1:5~6

 季節は変わりましたが「福袋社会」と言う言葉を見ました。百貨店の花形商品が「福袋」になったというのです。確かに福袋に殺到する大勢の人の列は年始風景の一つのようです。ほしいものが見えなくなった社会でしょうか。それでも何かほしい。その何かがあの袋の中にかくれている。そんな期待や思いが人を福袋に向かわせる。福袋を買うというコトを買っている。中にあるものは二の次なのだ(CM天気図/朝日新聞)とありました。福袋が破れたら次は何が出てくるのだろうか。
 内田和成(早稲田大学ビジネススクール教授)は「論点思考」で、「重大なあやまちは、間違った答えを出すことではなく、間違った問いに答えることだ」というドラッカーの言葉を引用しています。解決を急がれる多くの深刻な問題が私たちを二重三重に取り巻いているような気がします。考えさせらる言葉です。聖書の中で罪とは「的を外す」という意味がありますが、的外れの議論や問題の設定が多いのではないでしょうか。真の問いを見極めることこそが大切ではないかと思います。
 使徒パウロは若いテモテに対して書いた手紙を通して的を外すことのないように愛に基づいた真実な心を持って生きるよう薦めています。真理を曲げてしまうものが多かったのです。迷信的な話題や時流に乗った考えは人々の生き方を惑わしていました。真の問いを見失って無益な答えを求めていたのです。愛に基づいた真実な心をもって的を外すことのないようキリスト信仰に生きるよう教えました。