2010/10/10 -2

【聖書】エレミヤ書31:10

 グリム童話で知られる「ハーメルンの笛吹き男」は実話だという説もあるようですが中世ドイツの伝説です。 不思議な男の吹く笛に、大勢の子らが吸い寄せられるようについて行き、そのまま消えてしまった。
 霊長類学者の河合雅雄さんが、この伝説をたとえに引いて、かつて野山で遊び回っていた子どもの姿が、 笛に連れ去られたように消えてしまった。現代の「笛」は電波だ。魔法の波が子どもを誘惑し、室内に閉じこ めた(2010・7・28「天声人語」)とありましたが考えさせられる言葉です。
 昔イスラエルの民は世界の覇者バビロンの地に囚われ、遠く連れ去られ、苦るしい闇黒時代を生きました。 この時、預言者エレミヤは「主の言葉に聞け」といって「贖われ、集められ、大いなる会衆となって帰る」という 神さまの言葉を諸国の民に向かって告げるよう導かれました。
 支配者も被支配者も、とても素直に聞けない時代環境に人々は置かれていました。しかし、神さまの言葉が 告げられ聞かれるところには常に自由と解放がありました。イスラエルの民はやがてそのしるしをみることにな りました。吹かれる笛は今日多様化して、老若男女を問わないようです。今こそ立ち止まって「主の言葉に聞く」 ことは大事なことだと思います。