2011/12/04 -2

【聖書】ヘブライ人への手紙12:1

 北海道大学の前身札幌農学校でキリスト教信仰に基ずく教育により、学生に深い感化を与えたウイリアム・スミス・クラーク博士が残した「青年よ大志をもて」という言葉はよく知られています。札幌農学校在職期間は約10ヶ月でしたが後に札幌農学校の校長を務めた佐藤昌介、札幌独立教会牧師大島正健、はじめ内村鑑三、新渡戸稲造など多くの指導的人材が育ちました。
 クラーク博士は着任した時、第一に「自己の良心に従って行動せよ。鉄則は一つ紳士たれ。」第二に宗教教育として聖書を教え「イエスを信じる者の契約」を勧めました。その信念と姿勢は植物採集活動など生徒に進んで自分の背をかし踏み台となって指導したと言われます。クラーク博士が帰国する時送別会で、当時北海道開拓使長官黒田清隆はクラーク博士の働きに「開拓の念願とする農業教育の整備確立、その教育課程は必ず有用な人物を排出する。全面的に満足している」と謝辞を述べたそうです。
 1877年4月16日クラーク博士は札幌を離れますが別れを惜しんで見送りに同行する学生たちと島松で別れる時、馬上で残した言葉が「ボーイズビーアンビシャス/青年よ大志をもて」でした。この言葉に続いて「キリストによって」という言葉があったとも言われていますが頷けます。クラーク博士が去って今年は135年となります。「イエスを信じる者の契約」のもとに多くの指導者を生み出した働きは、まさに主キリストの証人としての働きとして覚えたいと思います。