2009/09/08 -2

【聖書】箴言16:25 23:18

 日本が戦争に負けることは断じてない。「神風」がふき一気に戦局は転じ勝利すると少年の私は信じていました。しかし、沖縄戦玉砕の報に接した直後転属を前にした教官の口から「戦争は長くは続かない。無意味な行動は慎み、しっかり勉強しろ。今はその時と思へ」という趣旨の言葉を聞かされ戸惑いました。敗戦後に思い出し、慌てず落ち着いて今後の人生に備えるようにという大事な教訓だったと自分なりに理解しました。
 空は青く暑い1945年8月15日でした。正午に重大放送があるということで学校の講堂に集合しました。正面には白い布をかけた机にラジオが置かれています。雑音の多い聞き取りにくい放送は日本の無条件降伏による終戦を告げる天皇の言葉でした。戦局の事実をほとんど知らない私たちは一瞬呆然となり、次には何故、どうして、そして互いに涙し努力不足を悔い嘆き、敵討ちを誓いあいました。このように子どもたちを教育し戦場に駆り立てたのは何だったのか、空恐ろしい限りです。
 この8月16日(日)も暑い一日でした。保谷教会のこの日の主日礼拝はグロリア夫人が補佐をされ石田順朗牧師が担当されました。石田牧師は神学校の時私の二学年先輩で教会活動や勉強の上でいろいろと教えられました。当時「福音新聞」が発行されていましたが学生だった石田牧師は責任者を代行する立場にあり私もその仕事の一端を手伝うこともありました。先月、心臓の機能低下のため入院されていましたが順調に回復され、力強い声で説教され、聖餐を共に守ることが出来て感謝です。
 甲子園では全国高校野球の熱戦が続けられています。ルーテル教会系の九州学院は熊本県の決勝で惜しくも敗れ甲子園出場は叶いませんでした。埼玉県代表となった聖望学園は甲子園出場を果たし期待されましたが一回戦で惜敗、残念ながらルーテル神学校100年を飾ることは出来ませんでした。それにしても1945年8月15日の歴史的転換期を経験した100年の歩みを礎に神さまのお導きにゆだねつつこれからの100年200年への展望に繋げたいと思います。