2009/10/02 -2
【聖書】エゼキエル書34:16
「コクワ」というのはハワイ語で「手伝う」という意味の言葉ですが「助ける」「互いに手を差し伸べ合う」「思いやる」という考えを含んでいます。また「オハナ」というハワイ語は「家族」という意味ですが血縁をこえて地域の人たち全部を指す言葉です。このような心から「アロハスピリット」があります。それは「人と人とのつながりで感謝、優しさ、思いやり、分かち合い、尊敬しあい人生をより豊かに心地よくすることで、空気のようにそこにあるもので無いと恐ろしく困るものです」ハワイ大学の津野田幸子先生の言葉です(心の時代)。
このような「空気・アロハスピリット」をハワイの街並みを歩いていると出会う人々と交わす挨拶に何となく感じます。代表的な世界の観光地のひとつといわれていますが、観光地というだけではなくアロハスピリットの「空気」が訪れた人々の心を和やかに包んでストレスを癒しているのでしょうか。津野田先生は、この頃あまり聞かれない「日本の義理・人情という考えに似たところがある」とも説明しています。
昔アッシリヤ・バビロン・ペルシャ・ギリシャ・ローマと戦争による帝国統治交代が続きユダヤの人々は精神的支柱を失い信仰も生活も文化も翻弄され危機的でした。エゼキエル(BC593~571)はこのような時代に神さまに召されて神さまの思いを語る言葉を預かり、人々に語り告げました。「わたしの群れは地の全面に散らされ、だれひとり探す者もなく、尋ね求める者もない。それゆえ、牧者たちよ、主の言葉を聞け」「わたし自ら自分の群れを探し出し、彼らの世話をする」と言われる神さまの言葉を告げたのです。
何を信じていいのか激動・激変する環境で居場所を失い不信の闇の中で告げられ聞かれたこの言葉は人々に希望を与えたことでしょう。しかし現実とのズレは大きくどれほどの人々が素直にエゼキエルの告げる言葉に聞いたことか推測することは難しいことではありません。傷ついた心は灰色だったと思います。聖書は人間の不信のゆえに神さまは救いを反故にすることなくお約束を貫かれる真実な方であることを証言しています。エゼキエルは神さまの真実に仕えたのです。今日ほど心の傷を包み癒す神さまの言葉に聞くことの大事な時はないかも知れません。
