2010/11/04 -1
【聖書】マタイによる福音書25:40
牡鹿の大谷川地区は高台にある2階建ての小学校までが完全に水没し全域が壊滅状態でしたが、半数を超える高齢者とも100人の住民全員が退避でき、地域コミニテイーの大切さを再認識させられたと特別報道センター依光隆明さんは言ってました。避難単位となった小集団すべてがリーダーのとっさの判断に従い近くの山に駆け登ったのです。お年寄りを背負い、車椅子の人を4人がかりで担ぎ上げ逃げ切ったのです。助け合い、支えあう人と人の繋がりの貴重な証でしょうか。
上田紀行さん(東京工業大学文化人類学者)は宗教団体によるこの震災の支援活動として変わりつつある仏教界として寺や僧侶の動きを紹介しています。被害を免れた寺が被災者の一時避難所となったりインターネットを通して全国の僧侶に呼びかけ物資調達に着手したばかりか地域の情報を持つ寺を拠点に崩壊した行政が行き届かないところでの支援、被災地から離れた寺が一時疎開の場を提供するなど「駆け込み寺」の機能が浮かび上がってきたということです。
大震災から一ヶ月、被災地では身内も故郷も失った被災者のケアは大きな課題です。小さなところにこそ注がれる眼差しをもって人々の「苦」を支えるネットワークとなれるか「安心」の根幹に関ることがらの指摘は注目すべき示唆に富んだ大事な課題だと思います。
