2011/11/12 -1
【聖書】ネヘミヤ記9:31
大阪市長・大阪府知事ダブル選挙は維新の会橋下徹氏と松井一郎氏圧勝に終わりました。「今の政治はには二つの潮流がある」という佐伯啓思氏(京都大学教授/社会政治学)は「一つは閉塞感を打破するために既得権益を壊し、すべてを一新しようとする流れ」「もう一つは構造改革や政権交代が成果を出せなかった反省から急激な変化を警戒し、少しずつ地道に変えていこうとする流れ。この二つがせめぎあっているが、急激に変えようとする流れの方が強い。維新の会の圧勝はそれを示している」と分析しています。この強い流れが民意を表しているのかどうかは大事な課題でしょう。
一つの国会に与党と野党という対立する考えがあるから真剣に国政が営まれるよう議会がありますが、理念もなくヴィジョンも曖昧、与野党大差なく与野党という形で実質的にとらえられなくなったら国会は形骸化する危険があるでしょう。
旧約聖書にエズラ記・ネヘミヤ記があります。大体ソクラテスと同じ時代ですがこの二人が民衆を集め自分たちがパレスチナの地に神殿を中心に生活するのはいかなる歴史的根拠に基ずくかと言うことをアブラハム・モーセの時代までさかのぼり、歴史的順序に従って順々に述べ、歴史的裏づけのないことを切り捨てていくところがあります(ネヘミヤ記8~10章)。そこに貫いているのは正直な現状認識とそれでもなお「見捨てようとはなさらなかった神、恵みに満ち、憐れみ深い神」の導きでした。今日考えさせられる聖書のメッセージです。
