2011/12/03 -5
【聖書】ルカによる福音書23:34
イエス・キリストは十字架につけられ殺されました。ユダヤの指導者たちと群集の罵声、ローマの兵士たちの勝手な行動に、イエス・キリストに従った弟子たちは恐怖のあまり逃げ去りました。イエス・キリストの母マリヤと彼女を囲む二三の婦人たちが十字架のもとにとどまり悲惨な最後を見届けたと聖書は記しています。聖書の福音書は驚くほど冷静にこの一部始終を伝えています。
十字架につけられたイエス・キリストは十字架の上で二つの祈りを合わせ七つの言葉を口にされました。その一つに「父よ、彼らをお赦しください。自分が何をしているのか知らないのです」という祈りがあります。イエス・キリストは十字架につけられ衣服を剥ぎ取られ、罵声を受けながらその罪の赦しを神に祈られたのです。この大きな愛に心打たれます。しかし、そのために十字架のもとに展開する罪の数々が不問にされていいのか。彼らの犯す罪が見過ごしにされ、赦されていいのかと言う問いが残ります。
この赦しの祈りは、赦しの主が罪の裁きを徹底して引き受けてくださった愛の祈りそのものです。十字架に罪の裁きを徹底的に負われたが故にこそ祈られた赦しであることを忘れてはならないと思います。4月8日は主イエス・キリストの復活を祝う時です。いま私たちは十字架の主イエス・キリストに聴き、十字架の赦しの愛に思いを馳せたいと思います。
