2010/10/08 -3

【聖書】テモテへの第二の手紙2:15

 甲子園球場で全国高校野球選手権大会が行われています。今年7回目の出場となる熊本の九州学院はルーテル教会によって創設され、来年創立百周年を迎えますが、私の母校でもあります。今回ベスト8に進出が決まる善戦を続けています。在校生だったころ甲子園出場を決める試合当日が日曜日に当り、主の日の礼拝のため出場を辞退したことがあったという話を聞いたことがあります。校歌の中にあるように、校風の中には「深く根底を養い・・・自主自立の人物養成に邁進」する「霊育」の支柱がありました。
 ハワイの真珠湾には太平洋戦争開戦当時日本軍の奇襲攻撃により沈没した戦艦アリゾナ号を記念した記念館があります。そこを見守るように1945年9月2日日本の無条件降伏文書の調印が行われた戦艦ミズーリ号が置かれています。真珠湾には太平洋戦争の始まりと終結を記念し証するように2艦が並ぶように展示されていますが、1945年8月27日に行われた降伏文書調印に関わる日本政府と連合国との会議に通訳をした竹宮帝次氏、そして9月2日の調印式でマッカーサー司令官の通訳にあたったトーマス・トキオ・坂本氏、日本代表の外相重光葵の通訳和田隆太郎の三人は共に九州学院の出身でした(「歴史の大舞台の生き証人」「九学通信98号」)。
 1909年九州熊本にルーテル教会は神学校を創設開校次いで1911年九州学院を創設開校しました。多難な時代の到来を予告するような大逆事件が起こった時代です。 歴史の大事な証人の務めを担うかのような創立の時でした。「あなたは真理の言葉を正しく教え、恥じるところのない練達した働き人になって、神に自分をささげるように努めはげみなさい」テモテへの第二の手紙2:15(口語訳)の言葉は「自主自立の人間形成」を目指し院長先生が折に触れて教え語られたことを思い起こし、いかなる時代・環境の中にも生きて働く大事な言葉だと改めて思います。