2011/11/07 -1

【聖書】コリントの信徒への手紙二4:8~9

 サッカーの女子ワールドカップでなでしこたちの歴史的快挙を伝える「よき音信/福音」に、東日本大震災から立ち上がろうとする日本中が沸きました。「PK戦前の円陣には笑顔すらあった。悲壮感や根性論とは無縁の、スポーツの原点である「プレーする喜び」が彼女たちの全身からあふれていた。そんな姿に日本中が熱狂したのは、大震災以降の重苦しさのなかで、人々がなでしこの快進撃に希望や期待を重ね合わせたからだろう(朝日新聞社説「なでしこ世界一」伸びやかさを力に)とあるとおり同感です。また、なでしこたちは国を励まし世界を驚かせました。「この勝利は、地震と津波の被害から復興する国にプライドを与えた」(USAトウデイ紙)。「日本の奇跡が世界を制した。東日本大震災による地震と津波、放射能に苦しむ民族に、比類なき自信を与えるだろう」(中国新華社通信)と絶賛しています。
 福島県広野町のレストラン「サンマルコ」のオーナー鈴木孝一さんは「今店は原発事故を受けて休業中ですが鮫島彩選手と丸佳里奈選手もよく来てくれた。彼女たちの諦めない精神力で打ち勝ち、原発事故で沈む気持ちに元気をもらった」(「復興へ勇気の芽」朝日新聞)と話していました。おやじギャグを連発するおおらかな佐々木則夫監督の人柄を「選手にも腰が低く、決して上から目線でやらない」という関係者の言葉にも教えられるものがあります。「夢をもって決して諦めないで」と子どもたちへのメッセージを沢穂希選手は語っていますが「決して諦めない」なでしこたちのもたらした音信は多くの人に喜びと希望を伝えたことでしょう。聖書の福音とは救いの希望を伝えるよき音信を言います。