2011/11/08 -2
【聖書】エレミヤ書6:14
戦後66年が経過しました。8月15日は「終戦記念日」とカレンダーには記載されています。歴代の首相は「あの戦争」「先の大戦」などと呼び、聞く側も疑問もなしに1945(昭和20)年8月15日に終わった一連の戦争のことと受け取って来ました。きちんとした名前を与え、現代史に定着させるべきだ。自国が関与した戦争に呼び名を持たないのは、国民の歴史認識があいまいなためと言える。と桜美林大学名誉教授沖晃氏は指摘していますが真を突いた言葉だといえます。
なるほど「大東亜戦争」「太平洋戦争」「第二次世界大戦」「15年戦争」「アジア太平洋戦争」などと種々あります。「第二次世界大戦」は1939年9月1日ドイツによるポーランド侵攻に始まり、アジア・太平洋戦争から1945年8月15日の日本の「無条件降伏」宣言と、同9月2日東京湾で米軍戦艦ミズーリ号で行われた日本の「降伏文書調印式」をもって完全終結したことを踏まえています。
戦争は人間が自らの手により造り出した兵器・核を自ら用いて相手を破壊し、破壊され、傷つけ殺しあう罪と不幸な人災です。親子兄弟をはじめ親しい人間関係を容赦なく分断し、非情な憎しみと報復が支配し、そして生命を破壊します。その責任が当然問われます。「終戦記念日」は平和を改めて確認し、歴史と現実を見直す機会ではないかと思います。「私たちは皆被害者であり、同時に加害者です。私たちの無関心により、この地震国に54もの原発ができるのを許してしまいました・・・」原爆の日前夜、広島の世界平和記念聖堂のミサの祈りの言葉です。
