2011/12/01 -2

【聖書】ローマの信徒への手紙13:10

 今年25回となる「現代学生百人一首」の数首が「天声人語」に紹介されていました。その中に「被災地となった故郷を前にして震える母の肩を支える」(高2辻本有紀)。「顔知らぬ名前も知らぬ人達に生きててほしいと願った三月」(高2門脇優衣)。という震災を詠む惨状に胸を痛める歌がありました。1995年1月17日の阪神淡路大震災の惨状が重なります。
 わたしたちは突然襲う理不尽な苦難を前に「神さまどうして」という避けがたい問いを持っています。マザーテレサの言葉にこのような言葉がありました。「道路でわたしは小さな少女にあいました。そのこは粗末な薄い服を着て寒さに震えていました。食事ができたらという小さな願いを持って。・・・わたしは腹を立てて神さまに言いました。「あなたは何故これをお許しになったのですか。何故何とかしてやろうとなさらないのか」と・・・しばらくの間神さまは何もおっしゃいませんでした。その夜突然神さまは言われました。「あなたの問いに対してわたしは確かにあることをしました。それは、そのこを助けるためにわたしはあなたを造ったのだよ」と。
 復興への槌音はいつ始まるのか、なお問いが続く中でボランテアによる連帯と奉仕が続けられています。わたしたちは「そのためにある確かなことをした」と言う神さまの語りかけに「わたしのできること」をもって応え、できる参与への道を歩む恵みをこれからも続けたいと思います。「愛は律法を全うするもの」です。