2011/12/02 -4
【聖書】ローマの信徒への手紙15:4
この冬は凍りつくような冷たく厳しい寒波が列島を包みました。ある動物園の昆虫館でアゲハ蝶のさなぎを冷蔵庫に入れて冷やし、お正月に羽化させるとう話を少々抵抗感を覚えながら聞いたとき小学校のころ理科の時間に「花の球根は美しい花を咲かせるために寒い冬に低温に会わないといけない。厳しい寒さに出会うことで球根の体内に将来の発育の原動力を育むのです。これを春化現象といいます。君たちもこれから冷たく凍るような時が来るかもしれない。それは花を咲かせる準備の時としよう」と教えらたことを思い起こしました。昆虫や植物にとっても冷たく凍るような寒さの経験は命の躍動する春を迎える大事な忍耐と試練の時なのでしょうか。
旧約聖書の中に雅歌という詩歌書があります。「ごらん、冬は去り、雨の季節は終わった。花は地に咲きいで、小鳥の歌う時がきた」(雅歌 2:11~12)と希望を歌う言葉があります。極限状態におかれた人間がいかにして生き続けることができたかを精神科医のフランクルは彼の著書「夜と霧」に書いていますがその「鍵」は「希望」の有る無しだったそうです。厳しく凍りつくような冬が世界的規模で包んでいる今日この希望を歌う歌を心に留めたいと思います。
