2011/11/12 -4
【聖書】ヨハネによる福音書16:33
年末風景が目だってきました。高齢者が10秒間に進める距離は若者より2m遅いそうですが、1年の過ぎる感覚は年齢分の365日で逆に早くなるそうです。忘れたいこと、忘れないこと、忘れてはならないこと多いこの一年でした。橋下旋風に石原都知事が「政党の馬鹿が手玉に取られてる」と評したそうです。
東京電力の社員から、星 浩さん(朝日新聞編集委員)は「福島県内ので原発事故のお詫びで回っているとき賠償・風評被害の問題で避難を浴び約3時間頭を下げ続けた。会合が終わり駆け寄った年配の女性から一枚のメモを受け取った。恐る恐る開いてみると一緒に頑張りましょうとあった。思わず涙がでた」という話を紹介していました。一つのものに裏表があるのに一つの対象を善玉か悪玉かに分けて見てしまうところに「原発神話」があったし、それが崩れたら一変悪玉となるような焦点は実は私たちが犯しやすい問題です。
ローラ・インガルス・ワイルダーの「大草原の小さな家」が日本語に翻訳されたのは1949年のことですが、作者が日本の子どもたちにあてた手紙に「いつも一番いいことは、正直で誠実であること、小さな日常のよろこびで幸福だと感じること、苦しい時にも元気にしていて、危険な時に勇気を持つこと・・・」と語っていたと翻訳者の一人谷口由美さんは朝日新聞の教育欄で記していました。「あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている」。新しくめくるカレンダーを前に噛みしめたい言葉です。
